昔の1円は今の価値で大体いくら?計算

過去の金額換算ツール

年代選択
金額入力

このサイトで算出している金額は、消費者物価指数、国内企業物価指数、戦前基準指数を基に2023年時点での価値に換算したものです。
しかし、当時の経済状況や物価の動きにはさまざまな要因があり、すべてを完全に反映しているわけではありません。

また、個人で作成したもののため、内容に誤りが含まれている可能性もあります。
あくまで目安として参考にしていただきますよう、ご了承ください。

使い方

例)昭和30年の1円の価値を知りたい場合

年代選択

  • 年号を選択
    • 明治、大正、昭和、平成、令和の中から選択
  • 年を選択
    • 選択した年号に応じて、算出可能な年が表示されます
    • 昭和の場合は、1(元年)~64年が選択できるようになるので、“30”を選択します

金額入力

  • 計算したい金額の数字を入力してください
    • 今回の場合は“1”を入力します
  • 金額の数字を入力後、その単位を指定してください
    • 単位は円、銭、厘の中から一つが選択できます

計算

  • 計算ボタンを押すと、その金額が最新のデータ(2023年時点)で大体いくら程度かを表示します。

指数について

物価の指数を示す以下の4つの値を計算に使用しています。

消費者物価指数(総合)

私たちが普段の生活で買う物やサービスの値段が、どれくらい変わったかを調べたものです。
例えば、食べ物、洋服、電気代や家賃など、毎日の暮らしに必要なものが対象です。
この計算では2020年の物の値段を「100」として、その後の物価の上がり下がりを数字で表します。
物価が上がると、同じお金で買えるものが少なくなるので、家計に影響します。

消費者物価指数(持家帰属家賃除く総合)

普通の消費者物価指数から、持ち家に住んでいる人が自分の家に払う「家賃相当の費用」を除いたものです。
なぜ除くかというと、持ち家に住んでいる場合は実際に家賃を払わないので、物価の動きと少し違うためです。
この指標では、食べ物や洋服、電気代、ガソリンなど、生活に必要な物やサービスの値段の変化だけを正確に調べることができます。

国内企業物価指数

企業同士が物やサービスを売り買いするときの「価格の変化」を調べたものです。
例えば、原材料や製品の値段が上がったり下がったりする動きを数字で表します。
企業が商品を作るための費用が増えると、最終的にお店で売られる商品にも影響していきます。

戦前基準指数

1934年から1936年(昭和9~11年)の3年間の物の値段を「1.0」として、そこからの価格の変化を調べたものです。この時代は、戦争が始まる前で、経済が比較的安定していたため基準になりました。

なお、消費者指数のほうが、企業物価指数よりも日常の生活実感に近いと言えます。
しかし消費者指数のデータの関係上、表示できない年代があるため、その場合は企業物価指数や戦前基準指数を参考としてください。

またこの計算は指数をもとに算出したものなので、他の計算方法を行った場合にこの計算の結果と乖離する場合があります。
例えば、昭和10年頃の小学校の先生の給与が約50円というデータに対して、現在の初任給が20万円だと考えると、当時の50円=今の20万、つまり1円あたり4000円程度と考えることもできます。

何を基準とするかによって結果は変わってきますので、前述同様に目安程度に考えていただくのが良いかと思います。

計算式

前述の4つの指数を使って、以下の計算式で現在の価値を算出しています。

現在の価値過去の価値 × (現在の指数 ÷ 過去の指数

具体例

例えば、1935年の1円を2023年の価値に換算する場合:

  1. 過去の価値:1円
  2. 現在の指数(2023年):876.3
  3. 過去の指数(1935年):0.994

これを式に当てはめると、以下のようになります。

約881.59円 = 1円 × (876.3 ÷ 0.994)

参考ページ